寒中お見舞い申し上げます。
北海道の冬は厳しいですが、その寒さの中にも温かい物語が生まれています。
今回は、平取町の空き家バンクを通じて新しい命を吹き込まれた住宅の物語をお届けします。
平取町で初めての年越しを迎えた空き家コーディネーターとして、この町の「ひとりぼっちの家」たちが新しい住人を迎える瞬間に立ち会ってきました。
そこには、想像以上のドラマと喜びがありました。
目 次
平取町の住宅事情:なぜ今、空き家バンクが注目されているのか
平取町は北海道の豊かな自然に囲まれた魅力的な町です。
しかし、多くの地方都市と同様に、空き家の増加という課題を抱えています。
この課題に向き合うため、昨年4月から本格的に空き家バンクの運営が始まりました。
空き家バンクとは何か
空き家バンクとは、使われていない住宅の情報を登録し、住宅を探している方とマッチングするサービスです。
売買だけでなく賃貸も可能で、移住希望者や町内での転居を考えている方にとって貴重な情報源となっています。
平取町では、農業の発展、子育て環境の充実、地域観光、伝統文化の継承など、さまざまな分野で尽力されている方々が、この取り組みに協力してくださっています。
空き家活用の現実:文字では表せない課題たち
「売買・賃貸する」と書くのは簡単ですが、実際には物件ごとに様々な課題があります。
長年放置された建物の状態、所有者との調整、法的な手続き、リフォームの必要性など、一筋縄ではいかない問題が山積みです。
それでも、地道な努力と多くの方々の協力により、空き家バンクへの登録は着実に進んでいます。
そして、嬉しいことに昨年5月には記念すべき売買契約第1号が成立したのです。
感動の再生物語:売買第1号が教えてくれたこと
平取町の空き家バンクで最初に売買契約が成立したのは、農業関係者の方が従業員住宅として購入されたケースでした。
この物語には、空き家再生の可能性と希望が詰まっています。
ビフォー:ひとりぼっちだった家の姿
契約当初、この住宅を初めて訪れた時の光景は決して明るいものではありませんでした。
長年人が住んでいなかった室内には、ホコリが積もり、カビも発生している状況でした。
正直なところ、「片づけて掃除するだけでも大仕事だな」と感じたのを覚えています。
和室が中心の間取りで、畳敷きの部屋が続く昔ながらの日本家屋。
時代の流れとともに取り残され、ひとりぼっちで佇んでいた家でした。
アフター:時間をかけた丁寧なリフォーム
そして数か月後、購入者の方から嬉しい知らせが届きました。
「時間はかかったけれど、リフォームもほとんど終わりましたよ」という言葉とともに、見学のお誘いをいただいたのです。
実際に訪れて目にした光景は、まさに見違えるような変化でした。
和室だった空間がフローリングの洋室へと生まれ変わっていました。
ただ表面を変えただけではありません。
壁を新たに立てて部屋の区切りをしっかりと作り、一人ひとりのプライベート空間を確保した設計になっていました。


リフォームで大切にされたポイント
この物件のリフォームで特に印象的だったのは、「従業員が快適に暮らせる空間づくり」という明確な目的があったことです。
具体的には以下のような工夫がなされていました。
- 和室から洋室への全面改装により、現代的な生活様式に対応
- 個室の確保による、プライバシーの尊重
- 清潔感のある内装で、新生活への期待を高める空間づくり
- 機能的な動線を考慮した間取りの見直し
時間をかけて丁寧に行われたリフォームは、単なる改修工事ではなく、そこで暮らす人々の幸せを願う気持ちが込められていました。
空き家が再び「家」になる瞬間
リフォームが完成した住宅を見学した時、自然と心の中で問いかけていました。
「どんな人が住み、生活をしていくんだろう?」「この家は、これからどんな人生を見守っていくのかな」と。
家に宿る温かみ
ひとりぼっちになっていた家に、「よかったね、よろしくね」と声をかけました。
きっと家も喜んでいるはずです。 新しい住人を迎え、再び温かみのある空間として機能し始める。
これこそが、空き家バンクの取り組みが目指している姿なのです。
建物は単なる箱ではありません。
そこには人々の暮らしがあり、笑顔があり、時には涙もあるでしょう。
そんな人生のドラマを見守る存在として、家は私たちとともにあるのです。
2026年の新しいスタート:次なる物件情報
新年を迎え、平取町の空き家バンクも新しいステージへと進んでいます。
冬の間、足踏み状態になっていた新規登録も、雪解けに向けて準備を進めています。
平取町の住宅ネットワークを目指して
空き家コーディネーターとして、私が目指しているのは「三方良し」の関係づくりです。
- 新しく繋がりを持てた事業所様:従業員住宅などのニーズに応える
- 町内外の所有者様:大切な資産を有効活用できる
- 移住や町内転居を検討中の利用者様:理想の住まいを見つけられる
この三者が良い結果を得られる「平取町の住宅ネットワーク」を創ることが、2026年の大きな目標です。
新年第1号物件のご紹介:荷負の平屋住宅
嬉しいことに、新年早々、新しい物件の登録が決まりました。
平取町荷負地区の物件で、以下のような特徴があります。
物件の基本情報
- 間取り:平屋2DK
- 賃貸価格:月額1万円
- 売買価格:応相談
- リフォーム:契約者様の自由に行っていただけます
この物件の大きな魅力は、リフォームの自由度が高いことです。
先ほどご紹介した第1号物件のように、ご自身のライフスタイルに合わせて自由に改装していただくことができます。
月額1万円という価格の意味
賃貸で月額1万円という価格設定は、都市部では考えられない条件です。
これは平取町で新しい生活を始めたい方にとって、初期費用を抑えながらチャレンジできる大きなメリットとなります。
特に以下のような方におすすめです。
- 農業や地域事業に従事する方の住居として
- 移住を検討しているが、まずは試してみたい方
- シンプルな暮らしを求めている方
- DIYやリノベーションに興味がある方
平取町で暮らすということ:地域の魅力と可能性
平取町は、アイヌ文化が息づく歴史ある町であり、豊かな自然環境に恵まれています。
この9か月間で出会った多くの方々は、それぞれの立場から町の発展に尽力されていました。
多様な分野で活躍する人々
農業、子育て、人口増加施策、地域観光、伝統文化、教育など、様々な分野で情熱を持って取り組む方々がいます。
そうした方々の協力とご指導があったからこそ、空き家バンクの取り組みも前に進むことができました。
「来て良かった」を合言葉に
2026年も「来て良かった」を合言葉に、各地域でいろいろな形で活動していきます。
空き家という課題を、地域の可能性に変えていく。 そんな前向きな取り組みを続けていきたいと思っています。
空き家バンク利用を検討されている方へ
平取町での住まい探しに興味を持たれた方は、ぜひ空き家バンクの情報をチェックしてみてください。
物件の詳細情報は、定期的に更新されています。
空き家バンクの活用方法
空き家バンクでは、物件情報だけでなく、町の生活情報や移住に関するサポート情報も提供しています。
気になる物件があれば、まずはお気軽にお問い合わせください。
物件見学や契約に関する相談、リフォームについてのアドバイスなど、空き家コーディネーターとして全力でサポートさせていただきます。
公営住宅情報も要チェック
空き家バンクの物件以外にも、公営住宅の情報も随時更新されています。
ご自身のライフスタイルや予算に合わせて、最適な住まいを見つけていただければ幸いです。
まとめ:新しい年、新しい暮らしへの第一歩
平取町の空き家バンクは、単なる不動産情報サービスではありません。
ひとりぼっちになっていた家に新しい命を吹き込み、そこに暮らす人々の幸せな生活を応援する取り組みです。
売買第1号の物件が見事に生まれ変わった姿を見て、改めて感じました。
空き家は決して「使えない建物」ではなく、適切な手入れと愛情によって、素晴らしい住まいになり得るのです。
2026年も、新しい希望と結果を生み出していけるよう、精進してまいります。
平取町での新しい暮らしに興味をお持ちの方、従業員住宅をお探しの事業者様、空き家の活用を考えている所有者様、どうぞお気軽にご相談ください。
北海道の豊かな自然の中で、あなたらしい暮らしを始めてみませんか。
平取町は、新しい住人を温かく迎える準備ができています。
雪解けとともに、あなたの新しい人生の物語が始まるかもしれません。
この春、平取町の各地域で皆様とお会いできることを楽しみにしています。
きっと「来て良かった」と思っていただける、そんな出会いと発見があるはずです。
2026年も「来て良かった」を合言葉に各地域に、いろいろな形で出没しますよ。
お愉しみに!
新年の幕開けは、嬉しい連絡と新しい希望・結果でスタートです。
荷負の物件:平屋2DK
賃貸:1万円/1か月 売買:応談
リフォームなどは契約者様の自由に行っていただけます。
詳細:空き家バンクURLはこちら
https://www.homes.co.jp/akiyabank/b-43574/
公営受託情報はこちらから。
https://www.town.biratori.hokkaido.jp/material/files/group/11/matidayori251212.pdf
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